睡眠の質が人生を決める

突然ですが、あなたの睡眠は満足していますか？
仕事のパフォーマンス、身体の調子、私生活など、充実していますか？
ですよね？していませんよね？笑

しかしながら、目まぐるしいスピードで動く世の中になった今、慢性的な睡眠不足に陥って
睡眠の質が低下するという悪影響に悩んでいる方がたくさんいるのが現状です。
（諸説では、現代社会の一日分の情報量は、江戸時代世代の人達の一生分だとか。）

日本には、睡眠負債を抱えている『睡眠不足症候群』の人が外国人に比べて多いというデータがある。

睡眠負債は、脳にも体にもダメージを与えます。

2002年にサンディエゴ大学のダニエル・F・クリプケ氏らが米国がん協会の協力を得て実施した100万人規模の
調査では、アメリカ人の平均的な睡眠時間は7.5時間だった。
6年後、同じ100万人を追跡調査したところ、死亡率が一番低かったのは、平均値に近い7時間眠っている人たち。
それより短時間睡眠の人も、逆に長時間のひとも、「6年後の死亡率が1.3倍高い」という結果が出ている。

遺伝的に向かないのに無理やり短時間睡眠をしている方、たっぷり寝ることは身体にいい！と間違った
認識をされてる方は、逆に健康を害してる可能性が高いので要注意ですよ！

アメリカ睡眠医学学会が発行す『スリープ』誌の記事によると、14年間に9万8000人を調査した結果、
睡眠時間が4時間未満の女性は、心疾患によって死期が早まる確率が2倍に高まるという。

女性の例をあげたからと言って、男性諸君も安心はできない。
男性のほうが、ただでさえ心臓病で死亡する確率が高く、そこに睡眠不足という要素が加わると、事態はかなり深刻なんだよー。
WHO（世界健康機関）が14年にわたって657人の男性を追跡調査した研究がある。
それによると、睡眠の質が低い男性は心臓発作を起こす確率が2倍に上昇したほか、実験期間中に発作を起こした確率は4倍近くになった。

心臓病は世界でもっとも多い死因のひとつだ。その元凶にいつまで目をそむけてるつもりですか？

サンディエゴ大学の調査では、「短時間睡眠の女性は肥満度を表すBMI値（体格指数）が高い」
つまり、太っているという報告もあります。
これは、スタンフォード大学、名古屋大学、最近では上海の交通大学でも、死亡率や体重増加に関して、
サンディエゴ大学の調査と同じような研究結果が出ている。

カナダ内科学会が発行する『カナディアン・メディカル・アソシエーション・ジャーナル』誌に、
睡眠不足がダイエットに直結関係することを実証する実験が載っていた。
被験者全員が同じ運動をし、同じ食事をとったのにもかかわらず、 睡眠不足のグループ（毎晩6時間未満）は、
毎晩8時間以上眠ったグループに比べて一貫して体重や脂肪が減らなかった。
脂肪を落とすためには、栄養バランスのとれた食事と適度な運動に『上質な睡眠』を加えないといけないのでは？

皆さんはどう思われます？

神経学と神経科学を専門に扱う『カレント・ニューロロジー・アンド・ニューロサイエンス・レポーツ』誌に、
睡眠はDNAとRNAの機能に対して重要な役割を担うという記載が載っていた。
それによると、「後天的に遺伝子の発現に異変が生じるというしくみは、確実に体内時計によって制御されている。」という。
この報告では、私達の身体に「現れるもの」の質は睡眠だとまとめられているのだ。
つまり、セクシーになる細胞が身体に現れるか、やぼったくなる細胞が現れるかは、睡眠のよって決まるということ！

そしてどちらを選ぶかは、結局は自分にかかってくるのだ。

さらに、内科医たちにも睡眠の重要性を再認識して、さまざまな調査が行われました。
すると、「睡眠制限をかけると大変なことが起きる」という報告が次々と出てきたんだー。

夜明けまで起きていて、やけにたくさん食べてしまった経験が、あなたにもあるだろう。。。
短時間睡眠が肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病に直結することには間違いない。

また、SCNラボでの藤木通弘氏（現、産業医科大学）らの実験では、睡眠を制御したマウスはアルツハイマー型認知症にかかりやすいこともわかりました。
別の実験では、人についても「睡眠不足や睡眠の質の低下があると認知症にかかりやすくなる可能性がある」と報告されています。

免疫系が正常に機能することの大切さはすでに触れている。そのことからも、免疫とマッサージの関係は注目すべきだ。
ジョージア州アトランタにあるエモリ―大学メディカル・スクールで精神医学および行動科学研究部門の責任者を務める、
マーク・ハイマン・ラポートの研究により、マッサージを週に1回5週間にわたってうけると、神経内分泌と免疫機能がかなり向上することが実証された。
リンパ球（免疫機能の管理を担う白血球）の数が増え、
コルチゾールとアルギニン・バンプレシン（攻撃性に関係すると言われているホルモン）の生成量は下がり、炎症性サイトカインは減少したという。

マッサージをしたのはつい最近だという人は、本当に素晴らしい。
アメリカでは人口の約10パーセントが定期的にマッサージを受けていて、その数は急速的に増えている。
タイプの違うマッサージや違う施術者のマッサージを試すことで、自分にいちばん合うマッサージを発見できる。
自分の手だって立派なマッサージツールだし、機嫌を損ねないようにお願いすれば、パートナーの手も、マッサージツールになってくれる。
数分でいいので、毎晩寝る前のマッサージを習慣すればよい。